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【SOTO人気バーナー】レギュレーターストーブ フュージョンST-330を徹底レビュー!カスタム情報も

「レギュレーターストーブ フュージョンST-330を徹底レビュー!カスタム情報も」のサムネイル画像

SOTO レギュレーターストーブ ST-330の特徴は?
SOTOのバーナーST-330のメリットや注意点を教えて!
ST-330のオプション・カスタムパーツのことを知りたい!

SOTO レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330は、バーナーとCB缶を離して使える分離型である点が魅力のシングルバーナー。

輻射熱が心配な大きなフライパンやダッチオーブンといった調理にも対応できるので、キャンプ料理の幅が広がるメリットがあります。

本記事では、SOTO レギュレーターストーブ ST-330の特徴・メリット・注意点オプション・カスタムパーツをご紹介!

ST-330の特長を紹介し、それを踏まえて自分に適したバーナーかどうかを判断できるよう、詳しく説明していきます。

目次

【SOTO ST-330】レギュレーターストーブ フュージョンとは

SOTO ST-330の正面

SOTO レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330の特徴、スペックを説明します。

ST-330の特徴

・マイクロレギュレーター搭載で火力が安定
・分離型で輻射熱の影響を受けにくい
すり鉢状のバーナーヘッドで風に強い

それぞれ詳しく説明していきます。

マイクロレギュレーター搭載で火力が安定

SOTO ST-330を点火

ST-310は、寒い環境下(5℃以下)でも、ボンベの冷却による影響を受けることなく、常に安定した火力で調理することができます

この理由は、バーナーに搭載された「マイクロレギュレーター」によって、送るガス量を調整できるからです。

マイクロレギュレーターの説明
出典:SOTO

マイクロレギュレーターとは、低温環境によりボンベ内の圧力低下があっても、圧力変化に応じて弁が開閉して、燃焼に適したガス量を調整する部品になります。
この部品により、つねに安定したガス量をバーナーへ送ることが可能になり、安定した火力が得られます

分離型で輻射熱の影響を受けにくい

SOTO ST-330の上面

バーナー部(火元)とカセットガスを離して使用できる分離型は、輻射熱の影響を受けにくいメリットがあります。

輻射熱は調理器具から発するものですが、その器具からカセットガスを離して置くことができるため、大きめのフライパンや蓄熱性の高いダッチオーブンを使用することが可能。

すり鉢状のバーナーヘッドで風に強い

SOTO ST-330のバーナーヘッド

ST-310は、全炎口型の火口とすり鉢状のバーナーヘッドが特徴で、優れた耐風性能を実現

すり鉢状のバーナーヘッドは、風が直接炎にあたるのを防ぐだけでなく、約300個の吹き出し口から吹き出す炎を短くすることで、風の影響を受けにくくしています

この耐風性能は、風の影響に左右されやすいアウトドア環境にうれしいポイントになります。

基本スペック

スクロールできます
サイズ(使用時)幅350×奥行120×高さ90mm(※本体のみ)
サイズ(収納時)幅150×奥行 75×高さ90mm
ゴトク径165mm
重量約250g
発熱量 ※12.6kW (2,200kcal/h)
使用時間 ※2約1.5時間(ST-760 1本使用時)
※1 気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出
※2 気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出

収納サイズは幅150mm×高さ75mmとコンパクト、重量も250gと軽量なので待ち運びはラクラク。

発熱量は目安として、リンナイ 標準バーナーの発熱量「2.97kW(2550kcal/h)※リンナイのカタログ値を抜粋」に対して少し劣る程度なので、一般的な調理であれば困ることはないでしょう。

【SOTO ST-330】レギュレーターストーブのメリット

SOTO ST-330を斜めから

レギュレーターストーブ ST-330には、アウトドアでの使用に適した5つの優れた特徴があります。

SOTO ST-330のメリット
  • 軽量・コンパクトで持ち運びラクラク
  • 輻射熱が心配な場合でも安心
  • 大きなゴトクで安定感がある
  • オプションパーツが充実している
  • CB缶を使用するのでコスパがよい

それぞれ詳しく紹介していきます。

①軽量・コンパクトで持ち運びラクラク

SOTO ST-330を手に持つ

ST-330は、脚(兼五徳)を折りたためば、幅150×奥行75×高さ90mmのコンパクトサイズに収納できます。手のひらサイズとほぼ同じ大きさで、持ち運びが簡単なのが大きな魅力です。

カセットコンロ「タフマルJr」と比較しても、ST-330の収納サイズは圧倒的に小さいです。荷物を減らしたい方にとっては、ST-330は必須アイテムになるでしょう。

ST-330には、コンパクトなサイズにもかかわらず、しっかりと機能が備わっています。アウトドアでの調理に最適なシングルバーナーです。

SOTO ST-330イワタニ タフマルJr
サイズ(収納時)幅150×奥行75×高さ90mm幅286×奥行193×高さ122mm
重量250g約1600g

収納サイズも重量も、レギュレーターストーブ ST-330の方が圧勝です。

②輻射熱が心配な場合でも安心

SOTO ST-330に鍋を置く

分離型のシングルバーナーは、バーナー部(火元)とカセットガスを離して使用することができるため、輻射熱の影響を受けにくいというメリットがあります。

輻射熱は、調理器具から発する熱のことで、特に大きめのフライパンや蓄熱性の高いダッチオーブンなどを使用する場合には、その影響を受けることが多いです。

大きな調理器具も安心して使用することができる ST-330は、アウトドアでの調理が気兼ねなく楽しめるバーナーです。

③大きなゴトクで安定感がある

SOTO ST-330のゴトク

ST-330はコンパクトながら、大型の調理器具でも安定して使用できるよう、剛性のあるゴトクが装備されています。

重心が低く設計されているため、重量のある器具も安定して使用できます。

軽量なメスティンから、重いダッチオーブンまで、様々な器具が使えるので、お気に入りの調理器具でアウトドア料理を楽しむことができます。

④オプションパーツが充実している

SOTO ST-330とオプション品

ST-330が対応するオプションパーツは、ST-310ほど多くはないですが準備されています。カスタムして楽しんだり、デメリット(風の影響を受けやすい)を補ったりすることが可能。

レギュレーターストーブのオプション説明図
出典:新富士バーナー

レギュレーターストーブのオプション製品「ミニマルワークトップ」「点火アシストレバー」「ウインドスクリーン」「溶岩石プレート」は、ST-330では使えないので注意。

SOTOのオプションパーツ

SOTO純正のオプションパーツは、テーブル・風防・アシストレバー・アシストグリップ・収納ケースなど、多くのパーツが販売されています。

詳しくは関連記事で紹介していますので、興味のある方は読んでみてください。

⑤CB缶を使用するのでコスパがよい

SOTO ST-330とCB缶

SOTO ST-330は、燃料としてCB缶を使用します。ガスカートリッジの種類は他にOD缶がありますが、CB缶は比較的安価に入手できるため、コストパフォーマンスに優れています。

SOTOのガスボンベ(ST-700)は、スポーツ用品店やアウトドア専門店などで手に入れることができます。

他のメーカーのカセットボンベ(CB缶)を使用することもできますが、注意が必要です。メーカーは推奨していないため、自己責任で使用する必要があります。

【SOTO ST-330】レギュレーターストーブのデメリット

デメリットのサムネイル画像

ST-340の残念な点は、下記の3つあります。それぞれオプション品などで対策ができます、この点もあわせて説明します。

SOTO ST-340のデメリット
  • 五徳(脚)が熱くなる
  • 鍋が大きいと、輻射熱が心配
  • 調理器具が滑りやすい

残念な点①ゴトクが熱くなるので注意

レギュレーターストーブ ST-310の使用後はやけど注意

ST-330を使用する際には、使用後でも五徳やバーナー部が熱くなっていることに注意が必要です。特に五徳は、アシストグリップで保護されている箇所は安心ですが、他の金属がむき出しになっている部分は「やけどに注意」が必要です。

また、小さなお子さんがいるファミリーキャンパーの方は、お子さんが誤って触れないように気を付けてください。

このような事故を防ぐためには、「アシストグリップ」を取り付けることができます。アシストグリップを使うことで、熱による机へのダメージも軽減できます。安全面を考慮して、アシストグリップを取り付けておくことをおすすめします。

残念な点②炎のあたり方が中央に集中する

SOTO ST-330の炎

ST-330のバーナーヘッドの径は約60mmであり、炎が中央に集中しやすい傾向にあります。大きめの調理器具を使用する場合、真ん中以外の食材が加熱されず、焼きムラや焦げが生じることがあります。

この問題に対処する方法として、バーナーパッドを使用することをおすすめします。バーナーパッドを使用することで、焼きムラや焦げを防ぐことができます。

SOTO ST-330とバーナーパット
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残念な点③小さな調理器具は乗らない

ST-330の大きなゴトクは、大きな調理器具をしっかりと安定させることができますが、その分最小径が大きくなっています。そのため、シェラフカップなど小さなクッカーはゴトクに乗せることができません。

この問題は『パール金属のミニ五徳』を使うことで簡単に解決できます。

【SOTO ST-330】おすすめオプション・カスタムパーツ

SOTO ST-330と遮熱テーブルと風防

SOTO ST-330には、純正品から社外メーカーの製品まで、様々なオプションやカスタムパーツが販売されています。これらのアイテムを揃えることで、より快適なキャンプライフを送ることができます。

【定番オプション】アシストグリップ ST-3105

アシストグリップ ST-3105

定番のオプション「アシストグリップ」の単品売りです。使用中において滑り止めとして、使用後に熱くなったゴトク(脚)を触れてしまった際には、ヤケドを防止する効果があります

この商品は「新富士バーナー通信販売」のみでの販売になっています。
▶新富士バーナーオンラインストアへ

一期一会 レギュレーターストーブ専用ケース

おすすめの収納ケースとして、一期一会の「レギュレーターストーブ専用ケース」が挙げられます。このケースは、ハードタイプで堅牢性があり、ピッタリ設計なのでコンパクトサイズ

また、取っ手やカラビナ、収納ポケットが装備されており、使い勝手に優れている点も魅力的です。全体的に欠点がない、おすすめケースです

収納ケースは他にどんな種類があるの?という方に、関連記事があります。興味のある方は読んでみてください。

EnHike 遮熱テーブル

SOTO ST-330と遮熱テーブルと風防
スクロールできます
サイズ(組立時)32cm×16cm×7.5cm
サイズ(収納時)17cm×16cm×3.3cm
重量570g
材質18-8ステンレス(SUS304)

Amazonで高い評価を受けているEnHikeの遮熱テーブルをご紹介します。このテーブルは折りたたみ式で非常にコンパクトでありながら、展開は3アクションで数秒で組み立てが可能

ST-310、ST-330、イワタニのジュニアバーナー、トランギアのアルコールバーナーなど、様々なバーナーに対応しているため、汎用性が高く、様々なシチュエーションで使用することができます。

このテーブルの特徴は、ツマミやボンベを配置する部分が広い開口設計であること、そして、ステンレスやアルミの素材から選ぶことができる点です。これにより、好みに合わせてテーブルをカスタマイズすることができます。

N-project チタン風防

軽量かつ高強度のチタン製リング型風防は、炎の切り抜きがアクセントとなり、バーナーから火がもれて見えるのが魅力的なアイテム。

この風防は、付けたまま収納できるため、使うときに付け外す手間が省け、気軽に使うことができます。また、チタン素材を使用しているため、非常に軽量かつ耐久性に優れています。

Mogoti 調節ノブ

Mogotiの調節ノブは、簡単に取り付けられ、操作性を向上させることができます。火力調整が簡単にできるため、とても便利です。

また、手に馴染みやすく、回しやすいデザインで、ST-330にマッチしたかっこいい仕上がりに。固定用レンチも付属しており、面倒な取り付け作業も簡単にできます。

【SOTO ST-330】レギュレーターストーブの使用方法

STEP
脚(五徳)を開く

4本の足をロックされる位置まで開く。ロックされていることを確認。

STEP
器具栓つまみ閉を確認する

つまみを向かって右方向に回らなくなるまで回す。

SOTO ST-330のツマミ
STEP
CB缶をセットする

CB缶を本体ガイドに合わせて差し込み、押し付けながら右方向に回す。

STEP
点火する

器具栓つまみを左方向に回す(約1.5~2回転)と「プシュー」とガスの出る音がします。

音が出たら点火スイッチを押して点火を確認します。

STEP
火力を調整する

炎を確認しながら、つまみを回して調整する。

左回り:火力強、右回り:火力弱

SOTO ST-330に鍋を乗せて、炎が出ている
STEP
消火する

消火はつまみを右方向に回しきれば消火します。

【SOTO ST-330】レギュレーターストーブの使用上の注意点

注意点を示すサムネイル画像

ST-330を使用する上で、注意しておきたい点が3つあります。

・使用後は熱いのでやけどに注意
・燃料ホースの取り扱いに注意
・接続部のゴム部品が劣化する

使用後は熱いのでやけどに注意

やけどに注意
出典:取扱説明書

使用後でも五徳やバーナー部が熱くなっているので、気を付けましょう。とくに五徳はアシストグリップで保護している箇所は良いのですが、他の金属がむき出しになっている部分は「やけどに注意」です。

また小さいお子さんがいるファミリーキャンパーの方も注意です。お子さんが誤って触れないように、気を付けてあげてください。

燃料ホースの取り扱いに注意

燃料ホースの取り扱いに注意
出典:取扱説明書

分離型であるゆえのデメリットですが、燃料ホースにてバーナーとガスカートリッジが繋がれています。ホースは丈夫にはできていますが、90度以上曲げるような使い方、ホースを引っ張るような使い方はNGです。

最悪、燃料漏れの原因となってしまいますので、燃料ホースに無理な力を加えないように、取り扱いには注意しましょう。

接続部のゴム部品が劣化する

接続部のゴム部品が劣化する
出典:取扱説明書

レギュレーターストーブとガスボンベ(CB缶)の接続部には、ゴム部品が使用されています。ゴムの反発力を利用して接続部からガスが漏れない仕組みになっています。

ゴム部品は使用頻度によらず、ほかっておくだけで劣化していくので注意が必要です。メーカーは10年を目安に買い替えを推奨しています。

SOTO ST-330に関するQ&A

レギュレーターストーブ ST-330に関して、よくある質問をまとめています。

SOTOのバーナーにイワタニのガスボンベは使用できますか?

自己責任になりますが、使用は可能です。メーカー以外のガスボンベを使用する場合、品質および補償の対象外となります。

『基本的には非推奨、使うのであれば、あくまでも自己責任で』になります。

カセットボンベ(CB缶)の使用時間は?

CB缶(ST-760)1本の燃焼時間の目安として、レギュレータストーブ ST-330 2.6kW(2,200kcal/h)のバーナーの場合、約1.5時間です。

まとめ | ST330は分離型で調理が楽しめるシングルバーナー

SOTO  ST-330の正面

本記事では、レギュレーターストーブ ST-330の特徴・メリット・注意点オプション・カスタムパーツについてお伝えしました。

ST-330のメリット・デメリットをおさらいします。

メリットデメリット
軽量・コンパクトで持ち運びラクラク
輻射熱が心配な場合でも安心
大きなゴトクで安定感がある
オプションパーツが充実している
CB缶を使用するのでコスパがよい
ゴトクが熱くなるので注意
調理器具が滑りやすい
小さな調理器具は乗らない

デメリットはオプションパーツを使えば、解消できることも解説しました。

レギュレーターストーブ ST-330の良いところは、輻射熱を心配することなく安全に調理が楽しめること!オプション品で便利に拡張する楽しみがあります。自分好みのギアに仕上げて、キャンプライフを楽しみましょう。

以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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